学ぶ機会に恵まれて

 

ぱんだです。

 

「子育てを学ぶ」ってどういうことだろう...漠然とそう思いながらパセージを受講したのは、まだ息子が一歳半くらいのときでした。

 

はじめの頃は、幼稚園でのこと小学生になって朝が起きられない、忘れ物が...などなどお話しされる参加者の話題が新鮮で、大きくなったらいろいろあるんだなぁとちょっと人ごとのように、でも興味深く受講された皆さんと共に学びました。

 

アドラー心理学の子育てプログラム「パセージ」のすごいところは、どの年齢を持つ親であったとしてもテキストに戻り学び合えるところです。全く違う年齢の子を育てていたとしても、テキストからぶれずに「勇気づけ」を学ぶことができるのは、面白いなぁと感じます。「私の時はね〜」という経験や体験談ではなく科学的に学ぶことができるのには驚かされます。

 

私は学び合える仲間に恵まれて、長きにわたりアドラーから離れずに学び続ける環境がありました。学びが深まることで仲間がリーダーとなり講座やパセージを開催してくれる機会が増えていきました。それはとても嬉しく、そのこと自体が勇気づけられています。

 

一歳半だった息子がもうすぐ中学生になります。一年一年、息子の成長を楽しみながら年月を重ねてきました。アドラー心理学のおかげだなぁと感謝しています。

 

とはいえ、どうしても引っかかってしまうこと、あります。無性にイライラ、ムカムカ...うーん違うよね、そうじゃないよね...母はそうすべきではないと思いますけど...なんて時あります。私が大切にして生きているだろう価値観に引っかかってしまうことで、その大切さ故に上手に伝えられなくて、コミュニケーションが上手くいかない時があります。

 

もっといい方法ないのかな、結局私は何を伝えたかったのかな、そんなことを定例会で話すこともあります。テキストを振り返りみんなで調べたり話したりロールプレイをして新しい対処行動を取り入れたり...ありがたい場所です。

 

「育てる」という意味での母役割は殆ど終了しました。彼は一緒に暮らし合う仲間になっています。頼もしいです。

 

子どもは常にアップデートし続けて成長していきます。私も彼のスピードにはかないませんが、アドラー心理学を学び続けることで協力的な人間関係を築いていけたらいいなと思います。共に学び続ける仲間がいるからこそ、そう思えるのかなと思います。

 

皆さんこれからもよろしくお願いします。