小6・小3兄弟の母、のあです。
先週あった出来事です。
次男T君小3の担任から連絡があり、
運動会の競技( 二人で長い棒を持ち、並んでる人の下をくぐらせる)で T君を注意したSちゃんに「障がい者のくせに」と言ったとのこと。
Sちゃんは足が悪く走ったりすることが苦手、T君に「ひどいことを言われた」と先生に話したそう。
先生がT君に聞いたら、
自分が言ったと認めた。
先生「みんな助けあっていかないといけないんじゃないかな?」
T「うん」
先生「もし、自分が体のどこかが悪くてその事を言われたらどう思う?」
T「いやだ」
先生「もう言わないようにね」
と、T君は先生に付き添われ、Sちゃんにあやまりに言ったとのことでした。
どう話しかけようか考えていたら
夕食後にT君から話してくれました。
T「今日、Sちゃんと口でケンカした」
母「何があったの?」
T「運動会の時に、Sちゃんが『なんで棒を高くするの?』て言って、僕に舌打ちした。それで僕が『障がい者のくせに』て言った」
母「その後は何があった?」
T「何も」
母「Sちゃんは何か言った?」
T「何も言わなかった」
母「Sちゃんはどうしてほしかったのかね?」
T「わからない」
母「Sちゃん、足がわるいんだよね?高い棒を飛ぶのが難しかったのかな?」
T「ちゃんと飛んでたよ」
母「でも辛かったのかも」
T「…」
母「障がい者のくせに、ってどんな思いで言ったの?」
T「事実だからいいんだよ」
母「事実だからって何言ってもいい訳じゃないでしょう?」
(母のマイナス感情がマイナス2程に…)
T「いいんだよ!」
T君のマイナス感情が見えてきて、
しまった!と思い、
母「ごめんね、攻めたい訳じゃないんだよ、また後で話してもいい?」
T「うん」
1時間ほど過ぎ、
T君はベッドでゴロゴロして機嫌がよくなっている様子
母「先生が『Sちゃんに言ったの?』とT君に聞いたら、T君が素直に認めました。いつもT君は正直に話してくれます。」って言ってたよ。
T「ぼく、それでSちゃんのクラスに謝りに言ったんだ」
母「Sちゃんどうだった?」
T「ゆるしてくれた」
母「以前、足が悪い女の子がいるって話してくれたよね、大変な時は助けてあげるて。それってSちゃんの事?」
T「うん」
母「またSちゃんが大変そうな時はどうする?」
T「助けてあげる」
母「T君の優しい所、大好きだよ」
T「うん、ママ大好き」
笑顔になり、ほっ
先生から話を聞いたときは、なんてひどいことを!!とショックでしたが、T君には学習障害があり、以前それを障がい者とからかわれた事があったな、勇気をくじかれているのかもしれない。
と、どう対応するか考える事で冷静になれました。
後日、T君と障害がある事のよい面は何かあるか?と聞いたら、
•頑張れる!
•あきらめない!
•練習がいっぱいできる!
と元気いっぱいに話してくれました。
母の意見として、
•優しい人に助けてもらえる
•できない人の気持ちがわかる(人の痛みがわかる)
•工夫しようと考える
などをさらっと話しました。
改めて息子を信頼し、勇気づけを続けていきたい、アドラー心理学を学んでよかったと思いました。