家族(人々)は仲間だ

中学2年生の息子、小学3年生の娘の母 りんごです。

アドラー心理学を学び始めたのは息子が小学3年生の時からです。

 

アドラー心理学の子育ての心理面の目標の一つに「人々は私の仲間だ」というものがあります。学んでいくうちに、私が今まで息子のためにしていた言動は、息子にとって「母親は仲間だ」と思えるものではない事がわかり、何故「今、息子のこの現状があるのか…」がわかった気がしました。

 

私と正反対のタイプの息子の行動が全く理解できず、小学1年生から学校で起こしてくるトラブルに、私なりに精一杯対応していました。しっかりさせなきゃ!と思い、注意ばかり怒ってばかりいたと思います。息子が先生に叱られないように…友達に嫌われないように…周りに迷惑をかけないように…。 全て、息子の為を想って…。

 

息子が高学年になり、「どうせ言ってもムダだから」と私に言われた時、とてもショックでした。息子と良い関係になりたかったのに、「考え方・捉え方」の引き出しが少なかった私は、なかなか上手くいきませんでした。「息子の気持ちに寄り添う」がわかっていなかったのだと思います。

 

何度もパセージを受け、何度も勉強会や定例会で事例を出させてもらって、少しずつ少しずつ子供達に寄り添えるようになってきました。最近少しずつ息子の「こうしたい」という意見が聴けるようになってきたように思います。食事の時など学校や友達の話をしてくれることがとても大切な時間です。息子が小さかった頃は当たり前にあった時間が、今はとても貴重です。

 

思春期に入った息子と一緒に過ごす時間がとても減り、淋しく思えてきます。私の不安な気持ちは、このゾンネンブルーメ豊田のリーダーさんやいろいろな世代の子供を持つメンバーさんなどの話を聴き、また私の話を聴いてもらうことで、とても勇気づけられます。目指したい家族像がここにあるので心強いです。

 

思春期の子供達は、今まで以上に人間関係や自分自身のことに悩むと思います。これからますます大切な時期に、私は心から「子供達の仲間であり味方」でありたいです。受験や就職や沢山の重要な選択もやってくると思うので「家族を仲間だ」と思ってもらい、子供達が相談したい時に、力になれる存在でありたいです。