高1、中3、小6の3人の母みのです。
私は現在、小学校の支援学級で発達障害の児童を支援する仕事をしています。
今回は仕事の場でわたしが気づいたことについて書きたいと思います。
先日、支援学級の先生がお話されるというアドラー心理学会の講座を受講しました。
先生のお話の後、グループに分かれて感想を言い合う時間がありました。私は支援のヒントを少しでも得たい気持ちがあり、
「こういう子がいます」と話をしました。
すると、先生が
「その子は雑談ができますか?雑談できるかどうか重要になってくると思うんです。」
と声を掛けてくださいました。
感想の時間が終わってしまいそれ以上お話を聞くことはできなかったのですが、
私なりに"雑談"について考えるきっかけになりました。
講座後、私は自分の受け持つ支援学級の子が雑談できるかどうか、思い浮かべてみました。
1. 互いに思いを話し聞くことができる子
2. 会話はできるが、自分の思いを上手に伝えられない子
3. 簡単な質問に答えることはできるが、会話は難しい子
4. 自分の言いたいことのみ言う子
5. 発語がない子
もっといろいろなタイプの子がいると思いますが、5つのタイプに分けてみました。
雑談ができると言えるのは1番のタイプだけで、それ以外のタイプは雑談できるとは言えないかなと思いました。
講座に参加し、雑談って高等技術なんだという第1の気付きを得ました。
それから、子どもたちを勇気づけられているか時々不安になりながら働いてきましたが、
"雑談"…すなわち子どもの話を聴くことが容易ではない難しい環境でわたしは働いていたんだな、
不安になるのもしょうがなかったんだという第2の気付きを得ました。
アドラー心理学では、「勇気づけの第一歩は、子どもの話に耳を傾け、子どもの考えや感情や意思を理解しようとすること」と言われています。
じゃあ、発語のない子の話は聴けないのか?
というと、そうでもないです。
楽しければニコニコしているし、嫌なら怒る。
走っていれば、走りたいとわかるし、やりたい事があれば、物を持ってきて要求したりします。
その度に、私はその子の思いを代弁するようにしています。
私は2番のタイプのAさんと、もっと雑談できたらなぁと思うようになりました。
会話はできる。でも自分の思いを上手に伝えられないAさん。
自分の思いをなかなか伝えられないのでイライラ、強いこだわりがあるので事あるごとに怒れてしまいます。
現時点では話をしていてもすぐに怒れてしまうので、雑談には至ないけれど、
イライラしていなければ、雑談っぽいことができると思うのです。
私はAさんと雑談できるようになりたい。
夢は膨らみます。